休むも相場、長期保有よりも1日単位のインデックス売買に妙味

5月の連休明けから上昇に転じておりましたが日経平均株価ですが、アメリカの早期のテーパリングの思惑を呼び5月11日から13日にかけて2507円も暴落致しました。

その間のアメリカニューヨークダウは5月10日34743ドル、11日34269ドル、12日33588ドル、13日34021ドルと下げ幅は722ドルとなっています。

つまり、ニューヨークダウが2.07%しか下げなかったのに、日経平均株価は9.29%と10%近い暴落ともいえる水準まで下げた事になります。

暴落前の日経平均株価は、5月連休明けに4月30日に28313円だったものが、5月10日に29518円まで大幅に上昇していました。

そこに、週末のSQ精算日めがけて、外国人投資家(恐らく大規模なヘッジファンド)が日経平均先物に大量の成行売注文を出して3日間に亘って強引に株価を下げたと推測されます。

その結果、5月14日に計算されたSQ値は2万7748円22銭でした。

ここで日経平均株価のSQについて簡単に説明しておきます。

まず、日経平均株価の先物取引には、取引限月という先物価格を強制的に決定する日があり、その月の第2金曜日が先物のSQ日となります。

従がって日経225採用銘柄の全ての始値を基にSQ値が計算され、その取引限月を迎えた玉はSQ値で強制的に決済されます。

また、先物オプション取引では、毎月決済日があり、毎月の第二金曜日がSQ日となり、先物取引と同様にSQ値が計算され決済されます。

日経平均先物は現物の日経平均との価格に乖離が生じることが多くあり、その値幅を利用して、先物を売ると同時に現物を買うという裁定取引と呼ばれている取引もあります。。

また、SQ値が決まる前に、SQ値で決済したくない投資家は、SQ日以前に更に先の限月の先物に同時売買を行ってSQ値での清算を回避する場合も多くあります。

このような取引をロールオーバーと呼んでいます。

いずれにしても、SQ日には先物やオプション取引をしている場合には強制的に決済が行われるために、SQ精算日は現物価格にも大きな影響を与える場合が多いのです。

また、今回は11日から13日の暴落の間に、アメリカのCPI(消費者物価指数)の発表が5月12日にあり、その値が4.6%と市場予想を大きく上回る数値となりました。

それが、FRBのテーパリング(金融緩和の引き締め)観測に繋がり、長期金利の上昇懸念から株価が更に売られた面も見逃せなかったと思います。

また、先週に日経平均株価の5月10日の週の投資家別売買代金が、日本証券取引所グループから、以下のように公表されました。

やはり、売っていたのは外国人投資家だったのです。

しかも、特定のヘッジファンドが11日~13日に、14日の始値のSQ値を下げるために、全力で売り仕掛けをして、強引に日経平均株価を引き下げたものと推測されます。

従って、今回の大幅な日経平均の直接の下げの要因は、人為的に日経平均株価が狙い撃ちされたものだと感じています。

ヘッジファンドが売ったのは空売り玉であり、翌週には買戻しが進んでいるものと思われますが、まだ相当数の空売り玉を抱え込んでいるものと推測されます。

それは、一度に買い戻してしまえば、相場が大きく上昇してしまうからです。

以下のグラフは日経平均株価が2069円下げた、次の週の日経平均株価の推移です。

14日は、SQ値である始値から、前日まで続いた大幅反落への自立反発と、売り仕掛けをしたヘッジファンドの買戻しによる相乗効果で、株価は636円の大幅上昇となっています。

しかし、週明け17日はニューヨークダウが週末に361ドルも値上がりしたのに、日経平均株価は260円安と大幅反落しております。

これは、株価が上がってしまうとまだ売り玉を抱えているヘッジファンドが高値で買い戻さなければならなくなる為、また売り越しした為だと感じております。

そうして株価を下げておいて、翌営業日は買戻しをして株価は再び582円と大幅高致しました。

このように、大量の売り玉を買い戻すには、一度に買うのではなく売り買いを交互に繰り返しながら、株価の上昇を抑えてなるべく安く買戻しができるようにしているのです。

従がって、今回のようにファンダメンタルズに関係なく需給により強引に株価が値下がりした場合には、多くの場合、日毎に株価が上がったり下がったりするものなのです。

従がって、長期投資の方は、いずれは買戻しが進んで株価が戻ると思えば、あえて持っている株を売却する必要はないと考えます。

しかし、短期投資をされている方は、リスクの大きい現在では、正直個別銘柄を狙って買う時期ではないと思っています。

アメリカCPIの予想外の上方修正に市場は驚き、VIX指数は5月12日に27.6まで跳ね上がり、その後も20を超えて推移しております。

従がって、ボラティリティの高い相場が続き、上下を繰り返しております。

勿論、現在は各種の移動平均線を株価が下回っている状態であり、個別株を仕込みする絶好のチャンスではありますが、毎日のように物色の対象が入れ替わっている様な状態です。

何度も書きますが、相場の格言に『休むも相場』というものが有りますが、今は無理をする時期では無いと判断致します。

次に材料が出るのは、各社の第一四半期決算発表の出る7月頃であり、5月終盤から6月にかけては、次期に上昇が期待できる銘柄を研究してみられてはどうでしょうか。

また、その研究の中で株価が安くなったケースでは買いに出るのも1つ方法だと思います。

しかし、そうは言っても相場には参加したいという方には、現在私の取っている投資戦術を紹介致したいと思います。

まずは、私の基本的な考えは、先日の5月13日にザラ場で付けた27385円が当面の安値になったと解釈しており、それを前提としております。

で、その方法は実にシンプルで単純なものです。

つまり、レバレッジの大きく効いた日経平均株価連動型のETF(投資信託)を、日経平均株価が150円以上下がった日には買い、そして買ったものが150円以上上がったら売るという方法です。

実際に私が売買しているのは、

SBI-SBI日本株4.3ブル 基準価額11228円 というETFです。

名前の通り、日経平均株価先物の終値で価格が決定し、4.3倍のレバレッジが掛っているかなりハイリスク・ハイリターンの商品です。

他にも同じタイプの投資信託は沢山あのますので、リスクの取り方に応じて個人で判断して頂くのが妥当だと思います。

さて、この投資信託を私は実際に、5月13日に一定額購入し、その後木曜日までに買ったものを全て売却しております。

というのは、グラフ②を見ていただくと良く分かるのですが、5月13日以降日経平均株価先物の終値は毎日上下しているのです。

理由は、前述してように、ヘッジファンドが買い戻したり、空売りをしたりと毎日繰り返していると推測しているからです。

しかも、グラフ③のようにVIX指数が高止まりしており、毎日の値動きの幅が通常よりも遥かに大きくなっている事も、この投資方法の1つの特徴です。

木曜日に5月13日に買ったものは全額売ったので、金曜日も200円以上株価が上がったのですが、現在はポジションを持っていません。

ちなみに、基準価格の推移は、

13日9918円、14日10787円、15日10342円、18日11450円、19日、10606円、20日10802円、21日11228円となっています。

基準価格を上記の方法によって推移を計算したのが以下の表になります。

この方法は、普通の日経平均連動型のETFでも勿論有効ですので、リスクを押さえたい方にはレバレッジの無い、もしくは低いものを選ぶのがお勧めです。

また、日中のデイトレードを上記の法則に当てはめてする場合には、日経平均ブル2倍上場投信(1579)が東証に上場されておりますので、ザラ場でのリアルタイムな取引が可能です。

今回は、明らかにヘッジファンドの攻撃等によって株価が一時的に暴落した場合の投資戦略について考えて見ましたが、一番安いところではなかなか買えないのが実態です。

私は、実際には12日と13日に同じ金額を投資致しましたので、上記のような利益はあがっていませんが、4.3倍というハイリスク商品を売買する場合の鉄則は短期売買です。

最後に、休むも相場という格言のとおり、現在の個別株はボラティリティが高く、ふくまでも売買は余裕の資金の半分以下でするのが良いと思っております。

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