アメリカ雇用統計を受けて、アメリカグロース株に投資妙味有り

6月5日の日本時間で午後9時30分にアメリカ雇用統計の結果が発表されました。

その結果非農業部門雇用者数 55.9万人

失業率  5.8%

という結果が出ました。

その結果を受けて今朝方のアメリカ市場等は下記のような動きになりました。

NYダウ +179.35 34756.39  +0.52%

Nasdaq  +199.98  138914.49 +1.47%

Nasdaq100 +241.09  13770.77 +1.78%

S&P500   +37.4      4229.89 +0.88%

日経先物 +238   29180.00 +238

ドル円為替         109.535  -0.735

WTI原油先物     69.41 +0.87%

米10年債利回り      1.557%  -.021%

失業率5月      5.8%(1.3%改善)

労働参加率       61.6%(4月より微減)

FRBのテーパリングの議論が世界中で話題になっておりますが、市場の現在のコンセンサスでは、8月26日のジャクソンホールでの会議の中で話題に上るとなっています。

また、今回明らかになった人種別の失業率の格差は、

4月→5月 白人5.3%→5.1%、黒人9.7%→9.1%、アジア系5.7%→5.5%、ヒスパニック系7.9%→7.3%となっており、人種間の失業率には改善はあったものの依然として大きな格差が有ります。

FRBパウエル議長は人種間の雇用の格差が縮まるまで金融緩和を持続すると言っており、また5月13日にはFRBのウォラー理事は9月FOMCでのテーパリングの議論はしないと明言しています。

雇用統計の回復度合いや、以上のような事から、市場のコンセンサスで有った8月のジャクソンホールでのテーパリングの議論開始は無いものと予想致します。

昨年の新型コロナ感染は経済のリセッションを招いたが、リーマンショック等の普通のリセッションと違った点は、労働者の収入が手厚い各種の対策により落ちていない点にあります。

現在、一時的なインフレが起こっておりグロース株が売られるという現象が起こっていますが、これはあくまでも一時的なもので、本来はインフレではないという事が重要なのです。

今年の2月から4月にわたって長期金利が急上昇しましたが、これは実質金利が上昇したためのものであったのです。

では何故突然実質金利が上昇したかというと、バイデン政権による1.9兆ドルの景気刺激策が議会で通ったためで、市場関係者が一時的にパニックになって金利が上昇したのです。

しかし、アメリカのFRBは21年の年末に向かって債権を継続的に購入していくため、実質的にはもう現在の1.6%という金利は上らないと予想致します。

それが証拠に、今朝のアメリカの10年国債の金利は0.21%下がって、1.557%と下がっており、2月~4月の実質金利の急騰の原因は財政出動を懸念した需給の問題であった訳です。

4月にアメリカのCPI(消費者物価指数)が2.5%から3%に急上昇していますが、これは昨年の4月がコロナの影響でズタズタの状態だったので言わば当たり前の現象だったのです。

また、個人消費支出のほとんどは物のサービスの価値であり、現在のように雇用が依然として760万人失っている中では消費者がサービスを更に受けるとは考えられません。

従がって、消費者物価指数もこれ以上には上がらないと考えるのが妥当だと思います。

今年の2月から長期金利が0.9%から1.8%に急上昇する場面があり、市場関係者は既に長期金利は2%になると予想、市場は2%という数字を既に相当に織り込んでしまっています。

しかし、その後はまた金利が低下して現在市場の金利は、1.557%となっています。

市場の金利が約1.6%の現在において、市場の金利が年末に2%になるという人がいれば、1.2%になると予測する人がいないと実際には1.6%にはならないシステムになっています。

ところが、市場関係者の間では、年末の金利が2%になるだろうと思っている人が非常に多くいて、市場が完全に織り込んでいる為仮に2%になったとしても市場は反応しないと感じています。

従がって、金利が年末にかけて現状のままであるか、もしくは下がるような事があれば、相当な株にとっての後押し材料になると考えている訳です。

つまり、インフレを恐がり過ぎていて、現状は株や債券への投資を控えている人が沢山いて、しかも市場に溜まっている待機資金はジャブジャブの状態になっています。

従がって、現状の金利がこのまま続くか下げると私は予想していますが、これから年末にかけて金利の上昇が起きなければ、株や債券にどっとお金が流れ込んでくると思います。

更に、何故年末にかけて金利が2%にならないかを具体的に説明しますと、債券の市場で2%の空売りポジションが積みあがっているのです。

そうすると、その人は2%のお金を貰えますが、そのお金を運用しようとすると現在の債券の金利はほとんどゼロ%であり持てば持つほど損が膨らんで行くという事になります。

よって、オプションや空売りの原理から言っても、これから年末にかけて金利が上昇することは無いと言えるのです。

その為現在債券の売りポジションを抱えている人は現在非常に気持ちの悪い思いをしていると想像している訳です。

また、需給面から考えても、債券市場ではFRBが毎月1200億ドルづつ買って来るので、FRBを敵に回して勝てるはずは無いと思われます。

また、インフレ懸念が本物では無いという事が分かり始めると、現在は債券のポジションが売方向に完全に傾いているので、損失覚悟の買戻しが入り金利は益々上昇しなくなります。

ここで、株式市場を振り返ってみますと、コロナ後まずはハイテク銘柄が買われて、その後金利上昇によってハイテク銘柄が調整しました。

すると、今度はワクチンの開発接種が進み始めて、コロナで打撃を受けたバリュー株や、飲食、航空、旅行などの銘柄が上がりました。

つまり、銘柄を選択しなくてもインデックスを買っていれば儲かったのがこれまでの相場で有った訳ですが、そういう時代はもう終わったのだと言えると思います。

これからは、上昇する銘柄と、そうでない銘柄の格差がはっきりとつく時代になって来ます。

といいますのも、利益を(金利とリスクプレミアムから成長率を引いたもの)で割ったのが理論的な株価になるからです。

つまり、金利が2%だと思われていたのが1.5%に下がった場合の比較をしてみますと

金利が2%の場合は、

成長率が2%の株の利益が100円であれば、

株価は 100円÷(2%+5%-2%)となり2000円となります。

成長率が6%の場合は同じ条件で計算すると

株価は 100円÷(2%+5%-6%)となり 1000円となります。

それに対して、金利が1.5%に下がった場合は、

成長率が2%の株の利益が100円であれば、

株価は 100円÷(1.5%+5%-2%)となり 2222円となります。

成長率が6%の場合は

株価は 100円÷(1.5%+5%-6%)となり 2000円となります。

よって、金利2%を完全に織り込んでいる現在の株価が、年末にかけて金利が1.5%のままだと市場参加者が気付けば、1000円の株価は理論的には20000円になるという訳です。

従がって、金利が低くなればなるほど、成長率が高い株の方が値上がりするという訳です。

今朝のNYダウの結果を見てみると、

バリュー株の多いNYダウは +0.52%

バリューとグロースの割合が半々のS&P500は 0.88%

グロースの割合が多いナスダックは 1.47%

GAFAMが60%の比率を持つグロースの割合が最も多いナスダック100は 1.78%

の上げとなっており、昨日の雇用統計から金利が低下して事により既に上記のような結果が出ています。

しかし、まだまだ年末金利2%が市場のコンセンサスで有り、今後年末が近づいて来るに連れて金利が上昇しなければ、成長率が6%の株は理論的には倍の株価になるという事です。

従がって、今後はアメリカ市場で成長力の高い株を年末に向けて持ち続ければ、投資資金は倍になるという事です。

では、成長株をいかにして探すか。

なかなかアメリカの何千とある企業の中から成長株を見つけることは個人には極めて膨大で難関な作業だと思います。

そこで、ヒントとしてインターネット検索をしてみると、マネックス証券が成長株として5社推奨していました。

それは、https://media.monex.co.jp/articles/-/15934に記入されています。

テラドック、ファストリー、グリーン・サム・インダストリーズ、フェイスブック、アマゾンの5社です。

上記に上げたのは一例であり、これからは、個人の好みも有りますので成長株の発掘は読者の皆様に委ねたいと思っております。

また、良く分からない方には、ナスダック100のETFとか、アメリカのグロース株の投資信託を調べて購入する事をお勧め致します。

要は10年先の金利を見て判断する訳ですが、少なくとも10年先も安定して成長が見込める株を選択するという事が最も大切な事です。

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