ユーグレナはバイオジェット燃料で新たな成長ステージへ

政府は2050年に向けてカーボーンニュートラル政策の一環として、航空機の分野においてもCO2の排出量をゼロにするとの見解を示しています。

航空機は原油から精製されるジェット燃料を使用しており、人1人を運ぶのに鉄道の約5倍のCO2を排出しています。

今後の世界人口の増大や、途上国の発展、グローバル化の推進を考えると、人や半導体等の高付加価値製品の輸送には欠かせない存在であり、その需要は益々拡大するのは確実です。

そこで期待されているのが、バイオジェット燃料と呼ばれている、CO2排出ゼロの未来のバイオジェット燃料です。

東証1部上場企業のユーグレナは、2018年10月末、日本で初のバイオ燃料製造実証プラントの竣工を機に、「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指しています。

ユーグレナは2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功しました。

そして、微細藻類ユーグレナ・クロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の生産に向けた研究を行っています。

ミドリムシは繁殖力が旺盛であり、太陽光を体内に取り入れて空気中のCO2を吸収して酸素を排出する光合成により増殖をしていきます。

その増殖力の強さに目を付けたユーグレナは、まずは健康食品等の分野で製品を販売して、淡々とバイオ燃料の開発に着手してまいりました。

2021年5月14日には、今9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の連結経常損益を1.2億円の赤字(前年同期は1.3億円の赤字)に上方修正し赤字幅が縮小しています。

また、直近3ヵ月の実績の1-3月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の1.7億円に拡大しており、売上営業損益率は前年同期の-4.1%→-3.7%に改善したと発表しました。

バイオジェット燃料の開発は、世界的な問題であり、ユーグレナは社運をかけてこの開発に長年着手してまいりました。

その結果、2020年8月には政府機関より「バイオジェット燃料生産技術開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築/油脂系プロセスによるバイオジェット燃料商業サプライチェーンの構築と製造原価低減」の採択を受けました。

勿論これは国内初の快挙であり、世界でも類を見ません。

そして、2025年中へのバイオ燃料製造商業プラントの竣工に向け、原料調達から燃料製造技術、燃料供給といったサプライチェーンの整備を推進してきました。

また、ユーグレナは『GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)』を宣言し、陸海空における移動体にバイオ燃料を導入することを目標として掲げてきました。

2020年3月には、ユーグレナバイオディーゼル燃料が完成し、バス、配送車、フェリー、タグボートなどでユーグレナバイオディーゼル燃料の導入を順次拡大しています。

また、6月4日には、国土交通省の実験機で、バイオジェット燃料による初フライトに成功したと発表をしております。

この成功は、バイオ燃料製造実証プラントにより製造された、国産バイオジェット燃料でのフライト実現への大きな一歩となりました。

 今回完成したユーグレナバイオジェット燃料は、その原料に微細藻類ユーグレナから抽出した油脂と使用済み食用油廃油等を使い、外部検査機関によるASTM D7566 Annex6規格への適合検査に合格したものなのです。

日本初のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントの完成を機に、横浜市、千代田化工建設、伊藤忠エネクス、いすゞ自動車、全日空、ひろしま自動車産学官連携推進会議を、協賛者として『GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)』を宣言しています。

また、アメリカでは超音速旅客機を開発中のブーム・テクノロジー(Boom Technology)は6月3日に、同社の超音速旅客機「オーバーチュア」を、ユナイテッド航空が15機購入したと発表しました。

この超音速旅客機を購入したユナイテッド航空は、アメリカ航空会社では初めてとのことです。

「オーバーチュア」は2016年にその計画が公開され、66席から88席を有する旅客機で、全長は約62m(205フィート)という小型のものです。

しかし、その速度は現在のジェット旅客機の2倍の1.7で、高度約1万8300mを巡航し、約7870kmの航続距離を有しています。

この航空機が実用化すれば、現在の運行時間を約半減できる画期的な機体となります。

また、ユナイテッド航空は今回発注の15機以外にも、追加で35機を買えるオプションを付加しており、就航開始時期は2029年の予定のようです。

また、ブーム・テクノロジーにはJALも出資しており、優先発注権を保有しています。

ユナイテッドは、燃料にSAF(脱炭素の持続可能な航空燃料)を100%使用し、就航時からカーボンゼロを達成するとしています。

ブームはアマゾンで要職を務めたブレイク・ショールCEOが2014年9月に設立した独立系の航空機体メーカーです。

日本航空が2017年12月に同社と提携して1000万ドルを出資して、将来の優先発注権を20機分確保しています。

また、JAL以外では、英ヴァージン・グループも出資をしており、現在10機の発注権を獲得しています。

そして、バイオジェット燃料のSAFの製造技術には色々な方法が有りますが、そのなかでも有望視されているのが微細藻類由来の燃料だとのことです。

ユーグレナは既に政府の実験機によるバイオジェット燃料の開発に成功しており、米石油大手のシェブロン等とで共同開発を行って来ました、

ユーグレナは、今回の実験飛行の成功により、バイオジェット燃料の供給のメドが立ったとして、年内の商業用のフライト実現に向け航空会社や航空局などと調整を進めています。

ユーグレナの培養技術は長年培って来たものであり、他メーカーの追従を一歩も二歩もリードしている技術で有りますが、まだまだコスト面では圧倒的に石油燃料に対して不利な状況に有ります。

従がって、今後の同社のミドリムシの増殖プラントの研究開発如何によって将来の同社の価値は無限大の可能性を秘めているとも言えます。

しかし、まだまだ開発には更なる時間と研究が必要で有り、コストの安いバイオジェット燃料を同社が開発できるかどうかに、社運がかかっているのです。

決算は、毎年赤字の劣悪企業ですが、それでも収支は毎年改善しており、前述のように全四半期は赤字幅が縮小しています。

株価は3月1日に881円の安値を付け、3月16日には1295円まで急騰した後、下落トレンド入りし、6月2日に810円まで売られました。

その後上昇に転じており、本日は878円の戻り高値をつけております。

この株は、業績では買えるような株では無く、株価の値下がりしている今、将来に夢を託して長期保有して、何十倍にも大化けを狙うような株だと認識しております。

従がって、超短期トレード以外では、余裕資金のほんの一部を宝くじを買うような(可能性は宝くじより遥かに高いですが)夢を買うような銘柄だと思っております。

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