ビットコインの昨晩のFRB議長のコメント後の反応他について

昨日のアメリカ時間の日中に、FRBパウエル議長が消費者物価と卸売物価の十数年ぶりの高騰に関してコメントを致しました。

その内容は、物価の上昇も懸念要因であるが、雇用の回復状態が依然としてコロナ感染前には程遠い状態であり、まだまだ金融政策を緩める時期では無いといった旨の発言でした。

これは、株式市場や長短金利に対してハト派的なコメントになる訳ですが、今まではビットコインの市場はFRB議長の発言などには全く関係なく動いていたのです。

2021年7月15日ビットコイン4時間足チャート

ところが、上記のチャートの様に、FRBのパウエル議長の発言が始まって内容が明らかになると、僅かではありますがビットコインの市場が反応して急速に値を上げています。

この様な現象は今までは見られなかった現象であり、ビットコインは株価にも、金利にも、コモディティ価格にも全く同調しない独自の動きをする資産でしたが、それが非常に些細な現象ですが、今回はFRB議長の発言に反応したという事実は極めて重要な出来事です。

今回の現象によって、仮想通貨の市場も金融政策に影響されるものであるという事が証明された訳です。

この事自体は、今までは何を尺度に相場が決まっているのかが分からなかったという仮想通貨の市場にとっては、重要視すべき点だと思います。

現状は、レンジ相場をビットコイン市場はずっと続けていますが、何の理由で上下しているのかが全く分からない状態だと思っています。

何例か例をあげて見ると、ここ最近では中国当局の仮想通貨に対する規制の徹底等のニュースにもビットコイン市場は反応しなくなってきています。

ちなみに、中国ではビットコインのマイニングが一時全面ストップしていたのですが、マイニングをする機器類を何処かに移動させたのか、闇で行っているのかは分かりませんが、また中国でのマイニングが一部再開されている様です。

他にもパラグアイでビットコインが法定通貨化されるニュースとか、ビットコインを支払いの通貨として採用する企業が増えているとかいったニュースにも全く市場は反応しなくなっています。

更に例をあげると、機関投資家がビットコイン市場に参入するといったニュースにも全く反応しなくなっています。

今回の現象は、ビットコインの市場がダウントレンドに入って来ていて、相場が崩れそうになると予想していた人達が多くいた中での出来事でした。

ツイッターなどでもビットコインの下落を予想するツイートが増えていたり、テクニカル分析をしているニューヨークのトレーダーの何と8割がビットコインの下落を予想していたというタイミングでもありました。

そのような中で、アメリカの金融政策に関するコメントにビットコイン価格がわずかでは有りますが素直に反応したという事実は、ビットコインがこれから市場に認知される大きな条件の一つをクリアしたという事であり、今後の色々な資産への仮想通貨の組入れに対して非常にポジティブなニュースだと感じました。

これは、単なる需給の問題とか、投機的なマネーに左右される様な相場が続いていただけに、ファンダメンタルズに素直に反応したという点での評価は極めて大きいと思います。

今回のビットコインの反応は、金融資産として市場に影響される資産として認める過程の中で一つの重要な要素であったと言えると感じております。

今までは株式市場とは全く無関係な動きをビットコインはしていた訳で、突然クラッシュしたり、暴騰したりと、テクニカル分析だけに頼っていたと個人的には思っていました。

しかし、今回の様な動きを見せてくれた事で、金融政策が現在世界中で非常に注目をされていて、今後の株式相場や債券相場、コモディティ、為替などに影響を与える非常に重要な要素となっていますが、仮想通貨もその仲間入りをしたという点では画期的な現象だったと言えると思いました。

つまり、今まではテクニカル分析だけを見ていればよかったものが、金融政策にも影響を受けるのだという発見の意味が非常に大きいものだという事です。

また、今回の発言に大してツイートされていた内容として、労働市場の回復が完全にコロナ前に戻るまでは金融緩和を続けなればならないという意味の発言をパウエル議長はしていました。

これは、利上げをするにはまだまだ雇用市場の回復は程遠いものであり、当分の間利上げはないとのメッセージだと個人的には思っています。

また、今回のパウエル議長の発言は、今回、5月、6月と物価の急激な上昇を見た上での市場の動揺を抑えるためのものであったものとも認識をしております。

というのも、次の雇用統計で雇用の著しい回復が有った時に、株式市場や、債券市場、為替市場等が動揺するのを見越した上での、先手を打った発言であったと解釈しているからです。

7月15日アメリカ株式市場の4時間足チャート

一方、今回のパウエル議長の発言を受けて、アメリカの株式市場も上記の4時間足のチャートを見て見ると同じような動きをしている事が分かります。

また、アメリカの長期金利も同様に、チャートは付けていませんが、発言を受けて下がっています。

今後、パウエル議長の発言や、他のFRBメンバー達の発言もあるでしょうが、何よりも8月に各国の中央銀行の総裁達を集めてジャクソンホールで会議が開かれます。

その時にアメリカの中央銀行の総裁として、どのような考え方をしているかという事を、市場にあらかじめ発信しておくという事で、その会議で色々な発言がされた時に、パウエル議長の根底にある考え方を事前に発信しておくという意味でも、今回の発言は重要だと感じました。

今後は、仮想通貨市場を見て行く上で、テクニカル的な面だけでは無く、金融政策にも注意を払わなければならないという点が、非常に重要なポイントだと改めて思わされました。

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