大紀アルミニウム工業所は業績に対して株価が安すぎる

今回紹介する大紀アルミニウム工業所は、アルミ2次合金地金での国内トップ企業で、ダイカスト・鋳物用を主力としていて、現在は東南アジアを中心に製造販売拡大をしています。 

連結売上高の内訳は、アルミニウム二次合金97%、その他が3%であり、海外での売上比率は49%に達しています。 

東南アジア各国の自動車関連市場拡大を背景として、新拠点を次々と設置しており、また今後は新たにアフリカへのビジネスを拡大して行く予定のようです。

欧州・オセアニアからのアルミ製品のスクラップの輸入が拡大しており、さらには米国からインドネシア工場へとアルミニウム原料の供給ビジネスを本格化させております。

この10年、同社グループが原料や副原料の調達に於いて行って来た新ビジネスは、世界の市場を開拓して大きく成長をしていくものであり、その可能性は大きくなりつつあります。

使い終わったアルミ製品の廃棄用金属を「価値ある物」へと製造し直すために、多種多様なアルミニウムスクラップを各拠点に集めています。

アルミニウムは精錬をするのに大量の電力を消費致しますが、同社は廃棄用のスクラップ製品をアルミニウムインゴットに再生させる技術を持っており精錬の必要が有りません。

限りある資源を再生させるという取り組みは、グリーン政策の一環でもあると言え、自動車部品や各種機械類の部品などとして、軽量で加工のしやすい金属として注目されています。アルミニウムは、その後の成形処理法の違により、鋳物材とダイカスト材に大別されます。

鋳造性や耐食性に優れており、何度でもリサイクルして繰り返し使えるアルミニウムは、電気自動車や飲料缶や精密機器部品に至るまで幅広い産業において活用されています。

そのアルミニウムの特性とは、耐食性、高強度、湯流れ、高熱伝導、高延性にあると言われており、今後の脱炭素化社会を実現するための様々な分野にて有力な素材として期待されています。

国内での拠点は、本社を大阪に置き、東京支店、名古屋支店、福岡出張所の4カ所を営業拠点としていて、技術開発拠点は三重県亀山市にテクニカルセンターを置いています。

また、製造拠点としては、亀山工場、滋賀工場、新城工場(愛知県新城市)、結城工場(茨城県結城市)、白河工場の5カ所が稼働をしています。

また、海外展開としては、アジア地域では、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン、中国(上海、江蘇省、香港、広東省)に工場や営業所を置いています。

ヨーロッパについては、ポーランドとロシアに工場や営業所を置いています。

アメリカについては、ロサンゼルスに営業所をわが国のアルミ合金業界で初めて設置をしております。

業績については、アルミダイカストは国内の自動車生産台数が復調傾向にあり、需要増加しています。

また、国外はインドネシアとタイ工場が安定操業を継続しており、半導体不足による自動車生産減速の懸念はあるものの、原材料の仕入価格と製品の値幅確保を維持しています。

営業利益は続伸しており、何と6期連続で最高純利益を更新しており8円増配を予定していますが、22年、23年度も更に最高益を更新して行く予定であり成長性のある企業です。

ただし、インド新工場はコロナ感染で一時は従業員の確保ができない状態が続き、稼働率が4割に低下しており、フル操業できるのは来期にずれ込む予定です。

会社の新しい中期計画では、環境重視とグローバル&グリーンを掲げています。 

前回の決算発表では、1-3月期(第4四半期)の経常利益は前年同期比2.2倍の46.4億円に上がっていて、主要顧客の自動車メーカーの減産懸念は影響が軽微であり、販売価格と原材料価の差が拡大したことでも利益を押し上げているようです。

また、米金融大手ステート・ストリート傘下のステート・ストリート投信投資顧問の持株比率が8.59%になったとの情報が2021/06/23に東京取引所グループから発表されています。

ステート・ストリートは、アジア太平洋地域の11ヵ国に幅広く進出しており、機関投資家に向けての、資産管理や投資調査、資産運用などのサービスを提供している会社です。

この米系のファンドが大株主になって、しかも取締役を送り込んでいる様であり、その点からも海外投資家の注目している名柄だとも言えると思います。

株価的には、2月19日の462円から3月16日に1157円まで上昇した後、下落に転じ4月26日には947円まで売られました。

そして、その後は再び上昇に転じており6月18日には1273円の高値があり、7月9日の1075円が当面の安値となっており、現在は上昇トレンドに切り替わった様に見えます。

今年に入ってからは、高値と安値の切りあがって行く上昇トレンドが継続しているようで、一目均衡表の雲の上限が持線として機能しているようです。

また、直近7月9日には一時的に雲の下限を割り込みましたが、すぐに切り返して、下髭を付けた陽線引けをしており、今日は雲の上に株価はでて来た様です。

また、MACDが上向きに角度を上げて来て、更にクロスをしておりその点からも上昇期に入った様に見られます。

コロナ禍で売り上げが減少した時期にも利益は増加しており、7期連続の増収を達成している事と、23年度の利益予想から計算したPERが5.76倍と極めて割安感が強いです。

また、21年度の売上営業利益率は9.8%とこの業界にしてはかなり高く、またROEも18.17%と目安の10%を大きく上回っており、稼ぐ力のある企業だとも言えます。

2017年からの6年間の売上の増加率は5.4%であり、利益に至っては43%と非常に高くなっており、景気敏感株(バリュー株)では有りますが、高成長企業だと言えます。

仮に、PER10倍まで買われたとすると、株価は1988円となり2000円の大台を突破する可能性も十分に考えられる銘柄だと思っています。

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