ワイエイシイHDはハードディスク研磨技術で業界単独トップシェアを誇る


今回紹介するワイエイシイHDは、1973年に上場された半導体メーカーとしては歴史のある企業であり、数々のトップシェア技術を持っていて優れた製品を提供している会社です。 

各種自動化機器分野における中堅業であり、メモリーディスク関連装置や液晶ディスプレイ関連装置が主力製品である東証1部の会社です。

また、最近では太陽電池製造装置の分野に参入しており、太陽電池セル工程用装置として、テクスチャー装置やPSG装置を製造しております。

パワー半導体とクリーンエネルギーの両側面を持った時流に乗っている銘柄です。

メカトロニクス系ではHDD向けのバニッシャーや、パワーデバイス向けのレーザーアニーラ、そして部品向けのテーピング装置などが堅調に推移しております。

2021年度は赤字に転落したディスプレー分野の装置は、収益性を重視して営業攻勢が成果を発揮して採算性が改善しているようです。

また、半導体のクリーニング仕上げなど行っている産業機器部門の回復は鈍いものの、営業利益が大幅に伸びており、会社側では増配を計画しているようです。 

3月19日に会社側より中期経営計画が発表されておりますが、その中で基本戦略として、

①粗利率 UP による高収益経営 最終年度には、営業利益率 10%以上

②経営効率重視経営 最終年度には、一人当たり売上 35 百万円以上

③SDGs を加味した量産新製品 最終年度には、売上の 20%以上

の3つのテーマが掲げられております。(同社HPより抜粋)

そしてその実現のために、営業改革、グループ内での効率的な経営、中国ビジネスモデルの改善をしていく事が明記されております。

最大のマーケットである中国との取引への柔軟な対応のため全社を挙げて柔軟な営業姿勢と青邨提供を目指しているようです。

数値目標として、売上高は22年度330億円、23年度370億円、営業利益は22年度23.1億円、23年度37億円、営業利益率は22年度7.0%、23年度10.0%を目指しています。

会社四季報予測よりもかなり高い目標を掲げていますが、もし達成できれば株価は大幅に位置を変える事になるでしょう。

なお、23年度四季報予測でのPERは12.1倍とこのセクターでは割安感が強く、PBRも0.73倍、利回りは2.11%とまずまずの数字となっています。

前期の業績は、データセンターやパワー半導体部門の旺盛な需要により、HDD製造向けバーニッシャー装置やパワー半導体素子用レーザアニーラが好調でした。

また5G関連の電子部品やEV関連部品向けテーピング装置・自動機も伸びています。

今期はメカトロニクス関連の好調継続と、産業機器関連製品が回復していく見通しで、経常利益は前期比倍増の15億円を計画していますが、この数字は四季報予測と一致しています。

ワイエイシーHDは、上記の構成図のように、メカトロニクス関連事業、ディスプレイ関連事業、産業機器関連事業、電子機器関連事業の4つの部門で構成されています。

その構成比率は、メカトロニクス関連42%、ディスプレイ関連28%、産業機器関連3%、電子機器関連27%となっており、その内の45%が海外での売上です。

それぞれの部門での詳細は次の通りです。

メカトロニクス関連事業では、同社がハードディスク研磨技術で業界単独トップシェアを誇っており、メカトロ技術を活かした装置を提供しています。

その内容は、精密研磨・ハンドリング・切断・精密加工・レーザー・薬液応用等の分野です。

ディスプレイ関連事業では、液晶パネルや有機EL等の最先端のディスプレイを製造する装置を製造し提供しており、プラズマ・真空・熱処理の工程で顧客企業に使用されています。

特に、世界シェア100%のハードディスク用バーニッシャー装置、半導体向けのテストハンドラ、外観検査装置、世界トップシェアの高発電効率太陽電池ウエハ用テクスチャリング装置、各種精密洗浄装置、乾燥装置等を製造し顧客に提供をしています。

産業機器関連事業は、半導体のクリーニングの仕上げ装置を主な製品としてその他の各種機器を製造しており、衣類の乾燥やプレスや包装(パッケージング)等に使用されています。

電子機器関連事業では、電力関係の計測・制御通信機器、加熱装置から、医療機器まで、幅広い電子関連機器を製造しています。

この部門で製造した製品は、制御・通信・計測・医療(人工透析・ポンプ)・金型ヒーターなどの分野で顧客に使用されております。

ワイエイシーHD6ヶ月一目均衡表&RSI

株価ですが、5月13日に857円の安値を付けてから、6月28日には1334円まで上昇しており、わずか1カ月半でその値幅は477円、上昇率は55.6%にも達しております。

そしてその後は株価は人気離散と共に7月9日には1064円まで下落をしました。

現在は日経平均株価の戻りに同調するように値を戻しており、本日は日経平均株価が300円近く下落している中、昨日の終値近辺で推移しております。

現在の株価は一目均衡表の抵抗帯の上にあり、また今後抵抗帯が切りあがって行く状態となっています。

しかし、株価の上に位置する基準線を転換線が下回っており、下落トレンドの途中にあると推定されますが、RSIは上方向に向きを変えており、高値に対する調整は終了している可能性も十分にあります。

現在の日経平均株価は、取引の7割を占める外国人投資家の空売りによって下げさせられ、その買戻しによって上昇するといった現象がここ3か月程続いております。

ただし、それは日経225等に採用されている大型株全体の指数であり、小型株については全体の指数にある程度は影響されますが、その同調率は低くなっています。

従って、現在は大型株を狙うよりも、パワー半導体やクリーンエネルギー等の時流に乗った小型の好業績株をスポット的に物色するといった投資戦略が有効だと考えています。

従って、投資のスタイルとしては、物色人気が3~5日程度で終わってしまうため、短期スイングトレードに徹するべきだと感じています。

最近は、そのような考えの元、小型株中心の銘柄を紹介していますが、安くなったところを待ち構えて買って行き、人気が出れば早めに手じまいする事をお勧めいたします。

なお、この株にも言える事ですが、現在紹介している小型株は長期投資銘柄としても、日々の上げ下げにこだわらなければ、期待の持てる株を選んでお勧めする様にしています。

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